コンピューター好きのブログ

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無印Pentiumパソコン延命の切り札だったCPUの思い出(Centaur Technology WinChip2)

私は20年くらい前からパソコンを改造・自作しています。

中古で買ったCOMPAQのミニタワーパソコンを改造したのが最初です。

このパソコン、CPUは無印Pentium 133MHz、メモリは32MB、HDDは4GBくらいだったと思います。

HDDは日本であまり流通していなかった5インチでした。(日本の主流は3.5インチ)

 

当時、PentiumクラスのCPUをアップグレードするときは、AMDK6-2などを搭載したCPUアクセラレータを使うのが常道でした。しかし、このパソコンはSocket 5であり、BIOSも古かったので、K6-2に対応していませんでした。

そこで、少し性能は悪いですが、Centaur TechnologyWinChip2 240MHzを使っていました。WinChip2はPentiumとの互換性が高く、大抵のSocket 5/7マシンに載せられたのです。

 

あまり性能は良くないと言っても、MMX3DNow!に対応しているし、クロック周波数が高いため、無印Pentiumとは雲泥の差でした。

グラフィックボードをそれなりにすれば3Dゲームもできました。確かnVidiaRiva TNT(PCI接続版)を使って、BIOHAZARD 2をやっていた記憶があります。(ちゃんとクリアしました!)

 

WinChip2は、これまた中古で購入した東芝のデスクトップパソコンに乗せ換えたりして結構長く使いました。古いパソコンを手軽に再生できる本当に良いCPUでした。

その後、Centaur TechnologyはVIA Technologiesに売却され、後継製品は出なかったようで残念です。

お金の無い私にとってWinChip2は救世主でした。Centaur Technologyに感謝しています。ありがとうございましたm(_ _)m

 

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